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トヨタ、部品生産視野に3Dプリンター導入

日経クロステック

トヨタ自動車が試作品だけではなく、顧客に供給する部品を3Dプリンター(付加製造装置)で製作する検証のために、日本HPの3Dプリンターを導入した。導入を支援したSOLIZE(ソライズ、東京・千代田)と日本HPが15日に発表した。SOLIZEはトヨタの復刻部品の生産を3Dプリンターで担った実績がある。

導入したのは「HP Jet Fusion 5200シリーズ」。平らに敷き詰めたプラスチック粉末材料に対し、インクジェット・ノズルから選択的に液剤を吐出。熱を加えて断面形状を溶融させ、冷却して固化させる「HP Multi Jet Fusion」技術によって造形する。

断面形状の部分には溶融を促進する薬剤を、断面の輪郭の外側すぐの部位には逆に溶融を阻害する薬剤を噴射した上で加熱し、造形品の表面の細部が精緻に仕上がるように工夫している。材料としてポリアミド(PA)11、PA12、熱可塑性ポリウレタン(TPU)などが使える。

トヨタは過去に生産したクルマの補給部品のうち、既に廃版となったものを復刻し、純正部品として再販売する取り組み「ヘリテージパーツプロジェクト」を手掛けている。

トヨタが2021年6月に発表した「A70スープラ」向け復刻部品の中では、フロントドアガーニッシュを付加製造(3Dプリンティング)で生産。SOLIZEがHPの3Dプリンターで造形を担当し、トヨタが磨きや塗装などの仕上げを施した。

これらの取り組みの一環として、トヨタ自身が同方式の3Dプリンターを導入する。試作品製作に加え、小ロットの実製品生産への適用可能性を検証していく。

(日経クロステック/日経ものづくり 木崎健太郎)

[日経クロステック 2022年6月16日掲載]

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