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ソニー、音声番組制作の英サムシンエルスを買収

ソニーは近年注力しているエンタメ事業の強化に弾みをつける

ソニーグループは米国時間16日、音声配信「ポッドキャスト」の番組制作を手掛ける英サムシンエルスを買収すると発表した。米国向けのみだった音声番組制作事業をグローバルに広げる。市場成長が続く音声配信分野でコンテンツの制作力を高め、近年注力するエンタメ事業の強化に弾みを付ける。

傘下の米ソニー・ミュージックエンタテインメントがサムシンエルスを買収した。買収額は非公表。同社は英ロンドンと米ニューヨークに拠点を持ち、主に音声配信向けにトーク番組や音楽番組、音声ドラマなどの制作を手掛ける。番組は米アップルなどの配信サービスを通じて提供する。

ソニーはエンタメの知的財産(IP)を重視し、作り手の立場でコンテンツの供給力を高めている。2020年12月に米アニメ配信大手のクランチロールの運営会社を買収すると発表、今年5月には音楽配信仲介で多くのインディーズアーティストが利用する「AWAL」を事業買収した。

サムシンエルスの買収では実績のある制作陣を取り込み、ポッドキャストのグローバル部門を立ち上げる。音声番組配信は作品のジャンルが広く、独自性が問われる。ソニーの音楽部門に所属するアーティストが番組に出演するといったグループの連携も進める。

音声番組配信は新型コロナウイルス下の巣ごもり需要を追い風に市場拡大が続く。プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は米国のポッドキャスト広告市場が20年の8億ドル(約880億円)から24年には17億ドルに倍増すると予測。世界市場の成長率は「米国より高い」(PwC)とみる。

海外の音楽、IT大手も音声番組事業を強化している。いち早く配信を手掛けてきたアップルや米グーグルに加え、米アマゾン・ドット・コムも20年9月に音楽配信サービス「アマゾンミュージック」でポッドキャスト配信を開始。同年12月には米配信大手ワンダリーを推定3億ドルで買収すると発表している。

今年4月には米ワーナー・ミュージック・グループが、音楽配信世界最大手のスポティファイ・テクノロジー(スウェーデン)との業務提携を発表。傘下のアーティストを起用したトーク番組を強化する方針だ。

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