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「移動するセブンイレブン」東京・葛飾で開始

セブンーイレブン・ジャパンは16日、移動車販売サービス「セブンあんしんお届け便」を東京都葛飾区高砂周辺で始めた。おにぎりやサンドイッチなどの日配品やプライベートブランド(PB)の加工食品、日用品など約350種を販売する。高齢者が多い地域で、住宅の付近まで商品を運ぶ移動販売の需要は高いとみる。

まずは合計6カ所、それぞれ週2〜3回巡回する。巡回場所には近隣に小売店がなく、日々の買い物に苦労する高齢者らの需要を取り込めるとみる。買い物に訪れた同区在住の落合弓子さん(85)は「買い物のときはいつも長い橋を渡らないといけなくて大変。近くまで来てくれるのは便利」と話す。

移動販売を行う高砂店オーナーの清水誠司氏は「店舗の外への販売も行い、住民の役に立ちつつ商品の良さを知ってほしい」と話す。新型コロナウイルス禍で在宅する消費者が増え、店舗の客数はコロナ前より減ったという。定期的な移動販売で地域に貢献するとともに店以外の売り先を作りたい考えだ。

高砂一丁目町会の石川富雄会長は「もともと野菜などの移動販売に来てくれていた人が高齢化で引退することも増えた」と指摘する。地域の少子高齢化も進む中で小売店も減りつつあり、転入先としての魅力が落ちる可能性がある。セブンの移動販売を支援し、住民の生活の利便性を高めたい考えだ。

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