東北新幹線、17日は始発から一部運転見合わせ
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JR東日本は東北新幹線の一部区間の運転を17日始発から見合わせる。宮城、福島両県で発生した地震の影響で福島―白石蔵王間で車両が脱線したためで、那須塩原-盛岡間の上下線で運転を取りやめる。運行する東京―那須塩原間、盛岡―新函館北斗間の上下線も列車本数を大幅に減らす。今後脱線車両の復旧や設備の点検をする予定で運転の全面再開までは「相当の時間がかかる」(同社)見込みだ。
東京発仙台行きの東北新幹線やまびこ223号が白石蔵王駅の約2キロメートル手前で脱線した。17両編成のうち14両は全ての車輪が、2両では1部の車輪が脱線したという。乗客75人と乗務員3人にはけがはなく、乗客はすでに降車している。
JR東では2004年の新潟県中越地震の際に乗客を乗せた上越新幹線が脱線している。
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