トーンモバイル、独自端末をドコモ店舗で販売 9980円

フリービットは16日、格安スマホブランド「トーンモバイル」で新機種の販売を始めると発表した。提携するNTTドコモの店舗で24日から販売する。トーンモバイルは全国に展開するドコモの店舗網を生かし、顧客獲得を急ぐ考えだ。
基本ソフト(OS)はAndroid製で、端末料金は税込み9980円だ。月額1100円(通話料金別)の専用プラン加入が条件となる。データ通信量は原則無制限だが、動画の視聴には別途課金が必要となる。
主にシニア層を顧客ターゲットとして想定する。スマホに不慣れな人でも使いやすいシンプルな機能設計などが特徴としている。家族が利用者の位置情報を把握できたり、アプリの利用を制限できたりする機能も備える。
ドコモは2021年12月に、トーンモバイルの「iPhone」向けプランの販売を始めた。同プランは主に初めてスマホを使う10代の顧客を狙ったものだった。格安プランの競争が激しくなるなか、フリービットとの連携を通じて商品ラインアップを充実させて、さらなる販売増につなげる。