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ソニーG、横浜で恐竜展 最新AV技術で白亜紀後期を再現

ソニーグループ9社が参画する製作委員会は17日~9月12日、横浜で恐竜の展示会(映像はイメージⓒDinoScience 恐竜科学博製作委員会)を開く。米博物館から取り寄せたトリケラトプスの実物全身骨格を展示する。裸眼で立体映像を楽しめるディスプレーや、前後上下左右から音が聞こえてくる音響システムなど、グループの最新AV(音響・映像)技術を活用し、白亜紀後期の恐竜が闊歩(かっぽ)した世界を再現する。

パシフィコ横浜で「恐竜科学博」を開催する。ソニーグループのほか、エレキ、音楽、映画事業の各子会社が製作委員会に参画した。KDDIとも連携し、スマートグラス越しのAR(拡張現実)上で巨大な恐竜のCG(コンピューターグラフィックス)が動いて見える企画も日時限定で開く。

目玉の展示となるトリケラトプス「レイン」は、これまで米ヒューストン自然科学博物館でのみ展示されていた。約6600万年前の化石とされ、8割近くの全身骨格と皮膚の痕が残る。ほぼ完璧な形状を保ったまま発掘された世界的にも貴重な実物全身骨格で、日本初上陸となる。展示会では、全長7メートル、高さ3メートルの全身骨格を360度全方向から観察できる。

日本で初上陸となる米ヒューストン自然科学博物館で展示されているトリケラトプス「レイン」の実物全身骨格(16日、横浜市)

恐竜展の展示会としては、常に「ほかとの違いを追う」というソニーらしさにこだわった。白亜紀後期(約1億年~約6600万年前)に存在したという「ララミディア大陸」の海辺のエリアに展示対象を絞り、来場者が恐竜と同じ目線で当時の世界観に浸れるような演出を試みる。

恐竜の息吹を感じられるようにするため、活用したのがソニーグループが得意とする音響や映像技術だ。シアタールームでは微細な発光ダイオード(LED)で画像を表示する「マイクロLED」を用いた縦7メートル、横12メートルの大画面ディスプレーに恐竜の映像を映し、床からの振動や風など視覚以外でも楽しめる。立体映像を裸眼で見られる空間再現ディスプレーでは恐竜のCGモデルも展示する。

ソニーGの十時副社長(左から3人目)は「子供たちが自ら創造し、発見する力を育て、自身の夢で未来を創っていくきっかけになってほしい」とあいさつした(16日、横浜市)

16日にメディア向けの発表会でソニーグループの十時裕樹副社長は「(同社の)価値観として、『夢と好奇心から未来を拓く』を掲げている。子供たちの創造し発見する力を育て、未来をつくるきっかけになってほしい」とあいさつした。同社によると、今回の展示会は企業の社会的責任(CSR)活動の一環で、恐竜の展示会を手掛けるのは初という。

ソニーグループは過去の業績低迷時、米ハワイで開かれるゴルフの「ソニーオープン」は維持したものの、協賛やスポンサーをしていた多くのイベントから相次ぎ撤退した。業績が回復し、足元では社会貢献活動にも再び力を入れ始めている。科学教育は、ソニー共同創業者の井深大氏が力を入れた活動だった。CSRでも「SONY」の復活を印象づけた。

(伴正春)

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