リクルートHD、米子会社から配当3657億円吸い上げ
リクルートホールディングスは16日、米国の全額出資子会社「RGF OHR USA」から19日付で27億ドルの配当を受け取ると発表した。円ベースの配当総額は1ドル=135.48円換算で約3657億円。2023年3月期の単独業績で営業収益に計上する。「グローバルでの資金管理の最適化を目指してこのタイミングで実施した」(広報)としている。
RGF OHR USAはHRテクノロジー(HRT)事業の統括会社で、傘下に米求人検索サイト子会社「インディード」や米求人サイト子会社「グラスドア」を抱える。米国で労働需給が逼迫し、インディードなどの業績は好調に推移している。
RGF OHR USAは前期に配当を実施していなかった。グループ内の財務マネジメントの一環として、運転資金を残し過去数年分の利益について今回まとめて実施した。リクルートHDで吸い上げた資金の使途については「グループの資金需要に応じて判断する」(広報)としている。
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