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エーザイ株、一時13%安 米医療機関が新薬の使用見送り

エーザイ本社(東京都文京区)

16日の東京株式市場でエーザイ株が一時前日比1400円(13%)安の9120円まで急落した。米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム(一般名アデュカヌマブ)」を巡り、一部の米医療機関が利用を見送る方針を示したのがきっかけだ。同治療薬については承認を疑問視する見方もあり、エーザイ株は6月の上場来高値から3割弱下がっている。

米ニューヨーク市の医療機関大手、マウントサイナイ・ヘルスシステムなどがアデュヘルムの使用を見送るとの一部報道を材料に、エーザイ株は16日朝から売りが殺到した。終値は前日比1363円安の9157円。東証1部上場で値下がり率でトップだった。15日の米株式市場ではバイオジェン株も大幅安となった。

エーザイは16日、「医学的な決定は科学とデータに基づくべきであり、アルツハイマー病当事者が一部の施設でアデュヘルムを使用できない可能性があることは大変残念だ」とコメントした。

アデュヘルムを巡っては、米食品医薬品局(FDA)が6月初旬にアルツハイマー病新薬として承認。原因物質とされる「アミロイドベータ」を減少させる効果が期待されている。ただ、FDAの諮問委員会の委員らが決定を不服として辞任したほか、米議員や消費者団体からFDAの判断を疑問視する声が相次いでいる。

東海東京調査センターの赤羽高シニアアナリストは「一部の病院大手の導入の見送りは、高齢者向け公的医療保険『メディケア』などでの採用への影響も懸念される」と指摘。「普及のハードルは高い」と話す。

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