コマツ、建機を平均10%再値上げ 国内向け2月から

コマツは16日、油圧ショベルなどの建設機械とフォークリフトの国内向けの全機種で2023年2月から平均で10%の再値上げをすると発表した。22年1月にも同様の機種を平均10%値上げしていたが、鋼材などの原材料価格や物流費だけでなく労務費やエネルギー価格も高騰しておりコスト削減だけでは吸収しきれないとして再値上げに踏み切る。
機械本体だけでなく、4月以降は機械の保守に使う部品や油脂類も値上げする。純正部品は平均7%、油脂類は平均28%引き上げる。同社は売り上げの1割にとどまる国内だけでなく、今後は先進国を中心に海外市場でも製品の値上げによるコストの価格転嫁を進めて収益を確保する方針だ。