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スクエニ、4月から基本給10%引き上げ 初任給は27%増

ゲーム大手のスクウェア・エニックスは16日、正社員を対象に4月から基本給を平均で10%引き上げると発表した。大卒の初任給は平均27%増の28万8000円となる。物価高が続く中、従業員がコンテンツづくりに専念できる環境を整えるとともに優秀な人材の獲得を強化する狙いもある。

賃上げの対象は同社と親会社のスクウェア・エニックス・ホールディングスになる。基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせて平均10%の引き上げになる。

ゲーム業界では人材の獲得競争が激しくなっており、大手から中堅企業まで給与の引き上げが相次いでいる。任天堂は4月から全社員の基本給を10%引き上げ、初任給は1割増の25万6000円にする。セガは7月から正社員の年収を平均で15%程度引き上げる方針を決めた。マーベラスも定期昇給を含めて給与水準を平均5%程度引き上げる。

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賃上げは賃金水準を一律に引き上げるベースアップと、勤続年数が上がるごとに増える定期昇給からなる。2014年春季労使交渉(春闘)から政府が産業界に対し賃上げを求める「官製春闘」が始まった。産業界では正社員間でも賃金要求に差をつける「脱一律」の動きが広がる。年功序列モデルが崩れ、生産性向上のために成果や役割に応じて賃金に差をつける流れが強まり、一律での賃上げ要求の意義は薄れている。

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