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中外製薬、コロナ飲み薬開発中止 親会社ロシュ撤退受け

(更新)

中外製薬は16日、軽症から中等症の新型コロナウイルス患者を対象とする飲み薬候補の国内開発を中止すると発表した。同薬は米アテア・ファーマシューティカルズと中外親会社のスイス・ロシュが共同開発していたが、臨床試験(治験)で有効性が示せず、両社が提携を解消すると発表していた。すでに実用化した新型コロナ薬の供給に注力する。

開発中止を決めたのは飲み薬候補の「AT-527(開発番号)」。アテアとロシュが世界で共同開発していた新型コロナ薬候補で、中外は2月にロシュから日本での開発と販売の権利を取得し、最終段階の治験を進めていた。

同薬についてアテアは10月、治験で有効性が主要な評価基準に達しなかったと発表し、11月にロシュとの提携を解消すると公表していた。中外は国内で開発を続けることもできたが、検討の結果、中止を決めた。

今後の開発の方向性は、アテアが検討するという。中外は国内で軽症から中等症のコロナ患者向けの抗体カクテル療法「ロナプリーブ」を販売している。関節リウマチの点滴薬「アクテムラ」も新型コロナの重症肺炎患者向けに使えるよう、厚生労働省に申請している。今後はこうした薬の供給を進める考え。

軽症や中等症のコロナ患者向けの飲み薬では、米製薬大手のメルクの「モルヌピラビル」が海外で実用化している。米ファイザーも飲み薬候補で米国で緊急使用許可を申請中。国内勢は、塩野義製薬が飲み薬候補の実用化に向けて最終段階の治験を進めている。

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