タカラトミーとバンダイコラボ 東京おもちゃショー開幕

国内最大規模の玩具見本市「東京おもちゃショー」が16日、3年ぶりに東京ビッグサイト(東京・江東)で開幕した。17日までの2日間、国内外96社が約2万点の玩具を展示する。
競合のバンダイスピリッツ(東京・港)とタカラトミー(東京・葛飾)は初のコラボレーション商品企画を発表した。アニメ「機動戦士ガンダム」で主人公たちが乗る宇宙戦艦「ホワイトベース」を再現したミニカー「トミカ」を2023年に発売する。恐竜などの動物をモチーフにした玩具「ZOIDS(ゾイド)」シリーズのキャラクター「ライガーゼロ」を金属で作った超合金も23年に発売する。

タカラトミーはAIの音声合成技術を活用したスピーカー玩具「coemo(コエモ)」も9月下旬に発売する。家族の声を専用アプリに登録すると、そっくりの合成音声でアプリ内に収録された童話などを読み聞かせてくれる。対象年齢は3歳以上で、税込み価格は1万2980円。
日本玩具協会(東京・墨田)は、斬新な発想や最先端の技術を活用したコエモについて「このような玩具は今までになかった」として、優れた玩具を表彰する「日本おもちゃ大賞」の「エデュケーショナル・トイ」部門で大賞に選んだ。
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