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パナソニックとJR東日本、決済対応冷蔵庫で無人販売

日経クロステック

パナソニック産機システムズ(東京・墨田)とジェイアール東日本都市開発(東京・渋谷)は15日、冷蔵・冷凍食品を入れるショーケースにキャッシュレス決済端末(セルフレジユニット)を併設した無人販売機器「セルフレジ決済型冷蔵・冷凍スマートショーケース(仮称)」の実証実験を開始すると発表した。

2021年12月20日からジェイアール東日本都市開発が運営する商業施設「シャポー船橋(千葉県船橋市)」の共用通路に「冷蔵1ドア」「冷蔵2ドア」「冷凍1ドア」の3種4台を設置する。

現在、新型コロナウイルスの影響で非対面販売のニーズが高まるとともに、店舗の時間短縮営業などによって夕食の購入がままならない「夕食難民」が増加している。そこでジェイアール東日本都市開発は、非対面で店舗閉店後にも対応できる無人販売サービス「EKIPICK MART(エキピックマート)」の実証実験を展開しており、サービス開発の一環でショーケースを導入する。

ユーザーの利用方法は以下の通り。まずキャッシュレス決済端末画面に表示されている「利用開始」ボタンをタップし、FeliCa(フェリカ)リーダーに交通系電子マネーカードなどをかざすとショーケースが開錠できる。内部から商品を取り出し、バーコードリーダーで商品のバーコードを読み取る。その商品と金額を確認して「購入」ボタンをタップすれば、電子マネー、またはクレジットカード、QRコードで決済・購入できる。

運用面の工夫として、閉め忘れ防止機能を搭載している。ショーケースの扉をしっかり閉めないと決済できない。また遠隔管理が可能で、商品の消費期限などに合わせた販売時間帯を設定すると、その設定した時間帯以外に開錠できない仕組みも取り入れている。

実証実験による販売時間は最長で午前5時30分から午前0時まで、販売する商品は洋菓子やパスタ、ラーメンなどを想定している。

(日経クロステック/日経エレクトロニクス 野々村洸)

[日経クロステック 2021年12月15日掲載]

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