/

世界鋼材需要5.8%増 21年、主要国が軒並み回復

世界鉄鋼協会は15日、2021年の世界の鋼材需要が前年比5.8%増の18億7400万トンになるとの見通しを発表した。20年10月に公表した前回予想の4.1%増から上方修正した。新型コロナウイルスのワクチン普及や各国の景気対策で経済が回復し、中国やインドなど主要消費国で需要が軒並み回復する見込みとしている。

世界鉄鋼協会は世界鋼材需要見通しを前回予想から上方修正した(JFEスチールの西日本製鉄所福山地区の高炉)

最大消費国の中国は前年比3.0%増の10億2490万トンになる見通し。横ばいとしていた前回予想から3㌽増やした。中国は20年に大規模な景気刺激策を実行した。21年を通してインフラ投資が活発化するとみられる。自動車を中心に製造業の生産水準も高まっており、堅調な鋼材需要が続くと見込む。

他の主要国でも鋼材需要が大きく回復しそうだ。中国に次ぐ消費国のインドは19.8%増の1億610万トンと大幅に回復すると試算した。行動制限の段階的な解除や緩和的な金融政策によって景気が上向くとみられる。米国も感染を予防するため車で移動する人が増えており、自動車生産の回復で8.1%増の8650万トンとした。

日本も6.5%増の5600万トンと拡大する見通し。自動車を中心とした製造業の生産回復を追い風に、鋼材需要が増えるとみられる。

同日発表した22年の世界鋼材需要は、21年見込み比2.7%増の19億2460万トンになると推計した。同協会経済委員会のアル・レメイティ会長は「今後数年は反動需要や経済政策で、先進国・発展途上国ともに鋼材需要が回復する」と見通す。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン