バラバラの水素政策 求む、脱炭素の司令塔
第4の革命・カーボンゼロ Hを制する(5)
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化学コンビナートから副産物として水素(元素記号H)が出る山口県周南市。燃料に活用しようと2015年度に水素活用計画を策定した。
水素はセ氏マイナス253度に冷却して液化し、タンクローリーで市内にある水素ステーションに運ぶ。真空断熱のタンクに蓄えられ燃料電池車(FCV)に充塡できる。隣接する卸売市場には燃料電池を置き、場内の電気や熱をまかなう。
一連の水素供給網を整えるには数億円の費用がかかる。地...

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