人気カードのイラスト、メタバースで展示 ambrが開発

仮想空間「メタバース」開発のambr(アンバー、東京・中野)が人気カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」のイラスト展示を企画したと発表した。カードの世界観に合わせた3次元(3D)空間を開発。利用者は仮想現実(VR)デバイスなどを用いて会場内を散策できる。展示は18日から24日まで開催される。
カードゲーム開発の米ウィザーズ・オブ・ザ・コーストと協業した。開発したメタバースにはカードを題材にしたイラストや下絵を展示。VRデバイスを装着するとカードを手でつかんで角度を変えながら鑑賞できる機能も設けた。来場者同時は短い文章や音声通話を通じて会話できる。
アンバーは2018年設立のスタートアップ。知的財産(IP)を持つ企業やブランドなどを対象に、メタバースを開発する事業を主力とする。21年には「東京ゲームショウ」のVR会場を開発した実績がある。同イベントには21万人程度が来場したという。22年4月以降も1年間で複数の案件を手掛ける計画だ。