日本板硝子、建築用ガラスを最大40%値上げ
日本板硝子は15日、国内の建築用ガラスの販売価格を10月1日出荷分から約30~40%引き上げると発表した。重油など原燃料価格のほか、物流費が上昇している。円安も生産コストを押し上げているとし、製品価格に転嫁する。
値上げ幅は窓に使う板ガラス製品と鏡製品が35~40%、強化ガラスなどの建築用機能ガラスは約30%とした。同社は21年7月にも、同年10月出荷分から最大35%の値上げをすると発表していた。
建築用ガラスを巡っては、最大手のAGCも、6日に最大約40%の値上げを表明している。