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セブン、おにぎりなど改革 老舗「八代目儀兵衛」と連携

セブン―イレブン・ジャパンは15日、京都の米老舗「八代目儀兵衛」と連携し米を使った商品の改革に乗り出したと発表した。複数種類の米のブレンドや精米のノウハウを取り入れる。炊飯器の進化や各地のブランド米の普及で消費者の求める水準が高まっていることに対応する。

第1弾として21日から「昆布だしで炊いただしむすび」(129円)などおにぎり4種類を発売する。セブンが仕入れている約70種類の米からおにぎりに合うブレンドを八代目儀兵衛が考案し、米のうまみが逃げないように低温で精米するノウハウを提供した。

同社の橋本儀兵衛最高経営責任者(CEO)は「5%配合が変わると味が変わる。全国の工場で味がそろうように擦り合わせをした」と話す。

セブンは今後もおにぎりや弁当で八代目儀兵衛監修品を発売する予定だ。青山誠一商品戦略本部長は「知見を吸収することでまだまだ米のおいしさを引き出せる」と連携を深めていきたい考えを示した。

13日からマスクの着用が個人判断になり、これまで以上に人流の回復が見込まれるなか、各社はおにぎりの販売増を後押しする戦略を打ち出す。ファミリーマートも21日から「春のおむすび祭り」を開き、日清食品のカップ麺とコラボした商品を発売する。

例えば「どん兵衛」とコラボした「どんぎつねむすび」(185円)はおむすびの上に油揚げを乗せ、きつねうどんをほうふつとさせる味わいになっている。味もどん兵衛と同様に東日本と西日本で分けている。

ローソンは昨年から各地のブランド米を使ったおにぎり商品を定期的に発売しており、現在は富山県の「富富富」を使ったおにぎりを販売している。今後は福井県の「いちほまれ」などのおにぎりを販売する予定だ。

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