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INPEXと大阪ガス、1万世帯分のメタネーション実証

INPEXと大阪ガスは15日、水素と二酸化炭素(CO2)を混ぜて都市ガスを製造する「メタネーション」実証に共同で取り組むと発表した。製造能力は世界最大規模で一般家庭1万世帯分に相当する。2024年度後半から製造を始める。普及の壁となる製造コストを30年ごろに4分の1に下げる。

INPEX長岡鉱場(新潟県長岡市)で排出したCO2と再生可能エネルギー由来の電力でつくった水素で一般家庭1万世帯分に相当する400ノルマル立方メートル(セ氏0度、1気圧での体積)の合成メタンを製造する。同日記者会見したINPEXの石井義朗・常務執行役員は「既存のガスインフラを活用でき、CO2実質ゼロにも貢献できる技術だ」と話した。

国は30年に都市ガスの1%、50年に9割を合成メタンでまかなう目標を掲げるが、コスト削減が最大の課題だ。毎時8ノルマル立方メートルの合成メタンを製造するINPEXの従来の設備では、製造コストは1ノルマル立方メートルあたり350円程度。400ノルマル立方メートルに大型化することで製造効率を高め、この価格を200円程度に下げる。

大阪ガスは都市ガス製造で培った触媒技術や大型化の設計ノウハウを提供する。2社は再生エネの発電コストが安い海外での実証を視野にさらなる大型化を進め、25年に製造能力を1万ノルマル立方メートル、30年に6万ノルマル立方メートルに拡大。合成メタンの価格はそれぞれ100円、50円程度まで下げ、既存の都市ガス並みとする計画だ。

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