メタ、VR端末のホーム画面でアバターの交流可能に

米メタ(旧フェイスブック)は仮想現実(VR)端末「メタクエスト(旧オキュラスクエスト)」シリーズに新機能を追加した。スマートフォンのホーム画面に当たる「ホームスペース」を友人など複数人で共有できる。ホームスペース上でアバター(分身)を使って交流したり、映画やコンサートなどのコンテンツを一緒に楽しめるようにする。
今回のソフトウエアの更新で追加されたホームスペースの共有機能では、友人や家族を自分のホームスペースに招待できる。招待された人は自分のVR端末を使ってCGで作られたアバターで招待されたホームスペースに参加できる。
ホームスペースの共有機能の実現はメタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が昨年のメタバース関連のイベントで実装を明言していた。VR空間で他人との交流をできるだけ簡単することでユーザー間の交流を活性化することが狙い。
また未成年の保護者向けの機能も追加し、子どもが利用するアプリの許可やブロック、利用時間や購入したコンテンツなどを確認できるようにした。子どもが利用するアプリの承認や利用時間の確認に加え、登録されている友人リストの確認や、パソコンとの接続の制限などができる。保護者向けの機能に関しては今後も専門家や利用者の意見を反映させた機能を追加していく予定だ。メタのVR端末の対象年齢は13歳以上で13歳に満たない子どもの利用は想定していない。