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ソフトバンク、次世代高速通信「6G」の研究開発強化

ソフトバンクは14日、2030年ごろの実用化を見据える次世代高速通信規格「6G」について、12分野の技術コンセプトを発表した。6Gは通信速度が5Gの10倍程度になる想定で、世界の通信キャリアが研究開発を進めている。ソフトバンクは上空からの通信網によるカバーエリアの拡大、無線を駆使した非接触充電、従来より高い周波数を持つ「テラヘルツ波」の無線通信などの研究に力を入れることを明らかにした。

ソフトバンクが試作した6G向け「テラヘルツ波」の送信アンテナ

6Gはまだ各国の通信キャリアが研究開発に取り組む段階で、具体的な技術基盤や国際規格は確立されていない。ただ、2時間の映画を3秒でダウンロードできる5Gの10倍程度の通信速度への向上など通信の高度化が期待されている。ソフトバンクの先端技術開発本部の湧川隆次本部長は「人工知能(AI)社会を支え、すべての産業のデジタル化を支える社会基盤になる」と説明する。

ソフトバンクが12分野の1つとして注力するテラヘルツ波は広大な帯域で、超高速・大容量通信での活用が期待されている。だが、周波数が高すぎ、実用化には技術やコストの課題が多い。ソフトバンクは解決に向けて、電波を特定方向に集中させる「ビームフォーミング」の技術、ビームを回転させることで360度に通信を飛ばす回転アンテナの開発などを進める。

また、成層圏を飛ぶ無人飛行機HAPS(高高度疑似衛星)など上空からの通信網の整備、量子暗号通信、電波による充電や給電、AIネットワークなどの分野の研究を加速する。6Gはサイバー空間とリアル空間のデータのやりとりをスムーズにし、現実世界を仮想空間に再現する「デジタルツイン」の実用化が期待される。幅広い産業での生産性の向上、未来予測などにつながる可能性がある。

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