森ビル、東京・港の再開発の名称を「麻布台ヒルズ」に

森ビルは14日、東京都港区で開発中の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」について、名称を「麻布台ヒルズ」に決めたと発表した。東京タワーに近い約8万1000平方メートルの区域に高さ330メートルの超高層ビルを建て、高級ホテルなども誘致する。2023年の完成を見込む。
エリアは「アークヒルズ」に隣接し、「六本木ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」の中間に位置する。3棟の超高層タワーなどで構成し、事業費は約5800億円。最も高いタワーは完成時点で「あべのハルカス」の300メートルを抜き、日本最高になる。
森ビルは「ヒルズ」開発で培ってきたノウハウを生かした「ヒルズの未来形」と位置付ける。大規模オフィスのほか、約1400戸の住宅や商業施設、高級ホテル、都心最大規模のインターナショナルスクール、予防医療センターも入る。
東京・お台場からデジタルアートミュージアムも移転・開業する。約6000平方メートルの中央広場を含め、街全体で約2万4000平方メートルの緑地を確保した点も特徴。再生可能エネルギー由来の電力を供給するなど脱炭素化にも取り組む。
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