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冷房「直接あたらないほうが快適」三菱重工・九大が解析

風を直接当てない技術を搭載する三菱重工の業務用エアコンは販売を伸ばしている

三菱重工業と九州大学は、冷房の風向設定によって人が感じる快適性の違いに関する共同研究の結果を発表した。脳科学に基づく手法で解析。風を直接当てない環境のほうが負の感情を抑え、脳活動や心身の活動が活発になることなどがわかった。従来の同様の研究は欧米で考案されたものが多く、気候や風土の違いを踏まえた脳活動との関係は明らかになっていなかったという。

三菱重工で扱う業務用エアコンは、航空機の翼に使うフラップの技術を応用。室内の人に直接風が当たらないよういったん水平方向に風を飛ばし、壁などに当ててからゆるやかに室内空間に冷気や暖気が下りてくる独自技術「エアフレックス」を搭載している。同社の冷房を使い、九州大の研究室が任意の被験者に直接・間接の2通りで風を当てて脳波との関連性などを調べた。

心理応答を測定するため、目を閉じて10秒間ボタンを押してもらう実験をした。心理的な10秒と実際の10秒を比較すると、間接風を当てた場合のほうが長い。九州大によると心理的な時間が長いほど退屈さなどが抑えられているといい、より長く感じる間接風のほうが負の感情が出にくいことがわかった。

脳波では緊張状態を示すガンマ波とベータ波を解析した。間接風の場合と直接風の場合を比べると、間接風のほうが振れ幅が小さい。風が少ないほうが平穏な心理状態を保てることを示しており、快適性が高いという。心電図の解析では、間接風をあてた場合のほうが、心身の働きを示す交感神経の活動が上昇し、心身の活動が活発になることもわかった。

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