
高い税負担、労働政策で効果 スバーア・オーフス大教授
成長の未来図・第3部 インタビュー
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デンマークは労働市場の高い流動性とセーフティーネット(安全網)を両立させた雇用政策で知られる。この「フレキシキュリティー」と呼ばれる政策は経済にどんな影響を与えているのか。デンマークの労働経済学者、ミカエル・スバーア・オーフス大学教授に聞いた。
――フレキシキュリティーはどのように整備されてきましたか。
「1980年代、デンマークの失業率は10%以上に高まった。すでに導入されていた手厚い所得保障...
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新型コロナウイルス禍の先に景気後退の足音が近づく。人口の少ない北欧諸国には限られた人的資源を最大限活用しないと生き残れないという危機感がある。「成長の未来図」第3部では北欧の現場から日本が進むべき道のヒントを探る。