東電のCDS保証料率7年ぶりの高さ 電力、稼ぐ力衰え
梅国典
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大手電力の稼ぐ力の衰えが目立っている。2022年3月期の10社のフリーキャッシュフロー(FCF、純現金収支)の合計は4期連続の赤字となった。特に東京電力ホールディングスでは債務不履行時のリスクを商品化した「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」の保証料率が7年ぶりの水準まで高まるなど、市場は警戒感を強めている。
東電HDのCDS保証料率の指標である「QUICK・CDS平均(5年物)」は、2...

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