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ファイザー、コロナ飲み薬を国内で承認申請

(更新)

米製薬大手ファイザーは14日、新型コロナウイルスの飲み薬候補について厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した。軽症や中等症患者向けの薬で、日本政府は200万人分の供給を受けることでファイザーと基本合意している。新たな変異型「オミクロン型」が国内でも感染拡大するなか、承認されれば治療の選択肢が広がり医療逼迫を抑止できる可能性がある。

飲み薬は自宅療養や宿泊療養先でも患者が服用しやすい利点がある。すでに2021年12月に米メルクの飲み薬「ラゲブリオ(一般名モルヌピラビル)」がコロナ治療薬として承認を取得しており、実用化されれば軽症・中等症治療の飲み薬では国内で2つ目となる。

ファイザーの飲み薬「パクスロビド」はウイルスが体内で増殖するのを抑えるとされる。日本も参加した臨床試験(治験)では、重症化リスクのある感染者に発症から3日以内に投与したところ、入院・死亡のリスクを89%減らした。オミクロン型に対しては、実験室レベルでの初期検証ではウイルスの複製を阻止する効果を確認したという。米国では21年12月に緊急使用許可を得た。

同社は海外で使用が許可された薬の審査を簡素にできる「特例承認」を視野に入れるとする。岸田文雄首相は1月中にファイザーと供給契約で最終合意し、2月中の実用化を目指す意向を示していた。

国内で軽症・中等症患者の治療に使う治療薬はメルクの飲み薬ラゲブリオのほかに点滴・注射薬が実用化済み。「抗体カクテル療法」として知られる中外製薬の「ロナプリーブ」と英グラクソ・スミスクラインの「ゼビュディ」が承認を取得している。

ロナプリーブはオミクロン型では効果が低下する懸念があり、厚労省はオミクロン型への感染が疑われる場合には使用を推奨しないように自治体に通知した。ファイザーの飲み薬が使えるようになれば、治療の選択肢が広がる。

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