任天堂創業家、大阪地裁に東洋建の臨時総会招集申し立て

任天堂創業家の資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)」は13日、東洋建設に請求した臨時株主総会について、大阪地方裁判所に招集の許可を申し立てたと発表した。YFOは東洋建のガバナンス(会社統治)上の問題があるとして調査者選任を求めて招集を請求していたが、東洋建の取締役会が拒否していた。
YFOは22年5月に東洋建の取締役会の賛同を条件として1株1000円でのTOBを提案したものの、東洋建側が「情報提供が不十分」として賛同せず実施できていない。YFOは1月、6月の定時株主総会で武沢恭司社長ら3人の取締役選任に反対し、独自の取締役候補を株主提案する方針を発表するなど、東洋建との対立が深まっている。

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