ヤマハ発動機、1~3月純利益22%減 原材料高響く

ヤマハ発動機が13日発表した2022年1~3月期連結決算は、純利益が前年同期比22%減の326億円だった。アルミや鉄といった原材料高が採算を圧迫した。二輪車や船外機の販売増に加え、前年同期に比べドルやユーロに対して円安が進んだことが追い風になったものの、原材料高を補えなかった。
売上高は8%増の4817億円。米国富裕層向けの大型船外機の販売やインドネシアなど新興国での二輪車の販売が堅調だった。原材料高に加えてコンテナ不足で高止まりしている物流費の影響を受け、営業利益は17%減の400億円だった。
22年12月通期は従来見通しを据え置いた。売上高は前期比10%増の2兆円、純利益は前期に計上したヤマハ株の売却益がなくなることで16%減の1300億円を見込む。
関連企業・業界
企業: