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星野リゾート、22年に10館開業 旅館や都市型ホテル

星野リゾートは13日、温泉旅館や都市型ホテルを中心に2022年は国内で10施設をオープンすると発表した。新型コロナウイルスで観光業界は大打撃を受けたが、足元では底入れの兆しもある。伸びている近場の旅行や、インバウンド(訪日客)の回復に積極開業で応える。働きながら観光する「ワーケーション」といった新たな旅の形にも対応する。

同日開いた記者会見で星野佳路代表は「ビジネス分野やシニア層など、大きな市場に照準を合わせてサービスを展開していく」と今後の戦略について語った。

都市型ホテル「OMO」は金沢や大阪など5施設を開く。在宅勤務の定着で働く場所を選ばなくなった会社員が増え、ワーケーションの利用客を取り込む。5月から「OMO」に仕事専用の個室も設ける。利用客には宿泊代に応じて星野リゾートの施設で使えるポイントを付与する制度も始めて、ビジネス客の利用を促す。

訪日客の回復も視野に入れる。星野代表は「(大阪・関西万博のある)25年にコロナ前の水準まで営業体制を戻す必要がある」とした。「訪日客の戻りと利益面をみつつ、徐々に(営業体制を)100%にする」との考えを示した。

温泉旅館の「界」は島根県出雲市や大分県の由布院など4施設をオープンするほか、1施設の改装開業を予定している。70歳以上向けのサブスクリプション(定額課金)プランも用意した。1人用で年間30万円など一定料金を支払えば年間12泊、全国18カ所の「界」から好きな施設に泊まれるようにする。

「シニア層にアンケートを取ると元気で旅行したい人が多い一方、手配や計画が面倒という意見が多かった。サブスクで旅を後押ししたい」(星野代表)とした。

新型コロナ感染拡大に伴う、まん延防止等重点措置が3月に解除され、5月の大型連休は20年や21年と比べて大幅な旅客増が想定される。旅行・観光業界は政府の観光喚起策の再開に期待を寄せているが、星野代表はコロナ禍で近場の旅行が定着したとして「沖縄や北海道など飛行機での移動が前提の地域や、航空業界を下支えする制度にすべきだ」と話した。

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