ドトール・日レスHD、年間配当を4円増配 23年2月期

ドトール・日レスホールディングスは13日、2023年2月期の年間配当を前期比4円増の30円にすると発表した。従来予定の28円から2円増やす。外出自粛の緩和に伴う利用者数の回復や助成金収入が従来想定を超え、通期の連結純利益を減益予想から一転して増益予想に見直したことを反映する。
売上高は前期比14%増の1250億円、純利益は80%増の22億円と、それぞれ6億円弱、13億円弱上方修正した。新型コロナウイルス禍に伴う時短要請や外出自粛の影響が弱まった。特別利益で計上する助成金収入も同社の想定を上回る13億円の見込みとなった。
同日発表した22年3~11月期連結決算は、売上高が前年同期比15%増の944億円、純利益が19%減の29億円だった。前年同期に比べ助成金収入は減ったものの、ビジネスマンの出社の増加などでカフェ利用の回復傾向が続いた。