ネットオークションのモバオク、匿名定額便を提供開始
ディー・エヌ・エー(DeNA)のオークション子会社のモバオク(東京・渋谷)は出品者と落札者の双方が氏名や住所を明かさずに、全国一律の送料で取引できる「匿名らくらく定額便」を始めた。メルカリなど競合他社でも同様のサービスを展開しており、自社ユーザーにも同等の利便性を提供したい狙いだ。
日本郵便の「ゆうパック」「ゆうパケット」を活用する。送料は大きさや重さによって決まるが、配送先が遠くても上がらない。モバオクでは送料は落札者が負担するため、送料を見込んで落札できる。
取引が成立した場合、出品者のスマホにQRコードが自動的に表示される。郵便局に設置したスキャナーで読み取ると、問い合わせの追跡番号とバーコードが記された送り状を作成するため、宛名などの記入作業がなくなる。出品者と落札者双方が個人情報を共有しなくて済むため、サービスがより利用しやすくなるという。
配送する際に品物が壊れたり、詐欺被害にあったりした場合は、落札者に損害金額を補償する「モバペイ補償」の対象になる。モバオクのアプリダウンロード数は2022年6月時点で300万件を超えている。
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