東京建物、東京・京橋に大型ビル ホテルやオフィス入居

東京建物は13日、東京都中央区の京橋エリアの再開発事業で、同区と東京都から計画の承認にあたる「都市計画決定」を受けたと発表した。東京メトロ京橋駅の近くにオフィスやホテルなどを備えた大型の複合ビルを建設する。
新橋や銀座を通る中央通り沿いに建設する。建物は地下4階地上35階建てで、高さは約180メートル。2025年度に着工し、29年度に完成する予定。
京橋駅に接続する地下通路のほか、道路をまたいで銀座方面に移動できる歩行者通路も整備する。建物内には災害発生時に一時滞在できる防災備蓄倉庫を設ける。低層階にアートギャラリーを入れるなど、文化発信拠点としても訴求していく。
東京建物は東京駅前の八重洲地区で大規模再開発を進める。政府の水際対策の緩和を背景に外国人の来訪者も増加が予想される。街路や歩行者空間を再整備することで地域の交流を促し、にぎわいのある街づくりを目指す。