サンリオ、「チャーム」を自主回収 フックに不具合

サンリオは13日、かばんなどに取り付ける「チャーム」商品に不具合があり、自主回収すると発表した。一部商品のフック部分から、内部のバネが飛び出しているものが見つかった。約2万3千個が既に全国のサンリオショップなどに出荷されており、不具合のある商品は郵送で返品を受け付け、購入代金を返金する。
不具合が見つかった商品は「えらんでイニシャルチャーム2」(1100円)。アルファベットのイニシャルや、「ハローキティ」などサンリオキャラクターが描かれたパーツを組み合わせ、かばんやポーチなどに取り付ける商品だ。フック部分の「カニツメカン」と呼ばれる部品で、本来内部に収まっているはずの「線バネ」が外に飛び出していた。
6日に購入者からの報告を受け、在庫商品約8600個を調べたところ、同様の不具合が28個見つかった。すでにサンリオショップなどに約2万3千個出荷しており、自主回収を急ぐ。現時点で同商品によりけがを負ったなどの報告は受けていないとしている。
サンリオは、同商品の第1弾として「えらんでイニシャルチャーム」を2020年11月に販売しているが、今回のような不具合は発生していないという。カニツメカンを使った商品は他にも複数あるものの、今回と同じ製造会社の部品は使用していない。同社は「再発防止に向けて品質管理の徹底を図る」とのコメントを出した。
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