日本通運、EVトラック2台を初導入 引っ越しや配送に

NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は13日、グループの日本通運が電気自動車(EV)トラックを初めて導入したと発表した。三菱ふそうトラック・バス製の「eキャンター」を2022年12月、横浜支店と福岡支店に1台ずつ配備した。
日通は企業向け物流が主力だが、近距離の引っ越しや配送業務で使う。車両は積載能力が最大約4トンで、1回の充電あたりの航続距離は約100キロメートル。導入する各拠点には充電設備を設ける。契約価格は明らかにしていない。
23年中に同車両を計10台に増やす予定。液化石油ガス(LPG)車など、ガソリン車に比べて環境への負荷が少ない車両の導入を進める。燃料電池トラックは30年までに計23台にする計画。
NXHDは23年度までに、二酸化炭素(CO2)排出量を13年度比30%削減する目標を掲げている。
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