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NTT、仮想ネットワーク監視を100ギガ高速通信対応に

日経クロステック

NTTは12日、100ギガビット毎秒(bps)の高速通信に対応した仮想ネットワークのリアルタイム監視システムを開発したと発表した。汎用サーバーと回路を自由に書き換えられるFPGA搭載ネットワーク・インターフェース・カードを組み合わせて安価に構成しているという。

10ギガbps対応の従来技術から高速化した。NTTによれば、「2022年度の商用化を目指したい」(NTTデバイスイノベーションセンタ主任研究員の池田奈美子氏)という。

同システムは、仮想ネットワーク環境で、20種類のヘッダー内のフィールド情報から任意のパケットを識別し、ネットワークの状況をリアルタイムで可視化するもの。ネットワークの障害解析や復旧の際に用いる。

仮想マシンを活用し複雑化する仮想ネットワーク環境において、問題を迅速に切り分けできる見える化システムが求められている。同システムはそんなニーズに応えられるとする。

他の類似システムと比較して、(1)監視対象ネットワークに影響を及ぼさずに監視が可能(2)未登録ユーザーの不審なトラフィック検知が可能(3)大量のデータを送りつけてサーバーをパンクさせるDoS攻撃によるセキュリティーインシデントなどの自動検知が可能──などといった優位点があるという。

今回、機器構成を改めたことで、データ転送レートを従来の10ギガbpsから100ギガbpsまで10倍の高速化に成功した。高速化対応によって、複数のサービスを収容しているネットワークにも1台で適用できるようにした。

具体的な開発技術としては、入力パケットのバイト数をカウントする「バイトカウンター」を4並列化し、100ギガbpsの高速化に対応した点、それぞれバイトカウンターの合計値と閾(しきい)値を比較して、ネットワーク異常の原因となるマイクロバースト(瞬間的な集中トラフィック)を検出できるようにしたことなど、がある。

池田氏によれば、仮想マシン監視システムは、クラウドを使ったサービスの増加に伴い需要が拡大中だとする。NTTでは、大規模な基幹ネットワークなどに同システムを展開したい考えだ。

(日経クロステック/日経エレクトロニクス 土屋丈太)

[日経クロステック 2021年4月12日掲載]

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