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フィリップス、脳の健康度をAIで可視化 認知症を予防 

フィリップスが提供する「ブレーンスイート」はMRI画像などから脳の健康度を判定する

フィリップス・ジャパン(東京・港)は13日、脳の健康度を可視化し認知症予防の生活改善アドバイスを提供するサービスを始めると発表した。医療機関に脳ドックのオプションサービスとして販売する。発売初年度に国内100施設への販売を目指す。

新サービス「ブレーンスイート」は東北大学発スタートアップのCogSmart(コグスマート、東京・港)が開発した。磁気共鳴画像装置(MRI)画像を解析する人工知能(AI)のプログラムとオンライン問診から成り、クラウド型サービスとして提供する。フィリップスがMRIの販売網を生かして、脳ドックを手掛ける健診施設などに販売する。利用者は数万円で受診できる見通し。

受診者はまず、認知機能や生活習慣、心理状態に関する問診にオンラインで回答。その後、健診施設で脳のMRI検査を受ける。医師がMRI画像をアップロードするとAIが解析し、「海馬」と呼ばれる記憶などにかかわる領域の体積を数十秒で算出する。これをオンライン問診の結果と合わせてクラウド上で自動解析し、脳の健康度を同世代の平均値と比べて5段階で評価する。

このスコアにもとづき、将来の認知症の発症リスクを下げるための食事や運動、睡眠などにかかわる助言を提示する。医師は自動作成されたリポートをプリントアウトし、受診者に渡して結果を説明するという流れだ。

コグスマートの滝靖之代表(東北大学加齢医学研究所教授)は「脳ドックで『異常なし』と判定されても、実際の脳の健康度にはばらつきがある。その違いを可視化することで生活習慣の改善を促し、健康寿命を延ばすことに貢献したい」と話す。サービスは東北大学の脳科学の知見や研究を生かして開発した。

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