サントリー「プレモル」6年ぶりリニューアル コク深く

サントリーは12日、主力ブランドのビール「ザ・プレミアム・モルツ」を2月にリニューアルすると発表した。リニューアルは2017年以来6年ぶり。独自の製法で麦芽を加工し、香りや深いコクを際立たせた。
同日開いた23年の事業方針説明会で明らかにした。特殊な製法で穀皮を取り除き、コクに寄与するたんぱく質を多く含んだ「磨きダイヤモンド麦芽」を一部に使用した。
2月28日に通常商品と「ザ・プレミアム・モルツ 〈香る〉エール」もリニューアルし、3月28日に「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」も刷新する予定。3品を一度にリニューアルするのは初めてという。価格は3品とも据え置く。
10月に酒税改正でビールの減税が予定されており、第三のビールなどからビールに需要がシフトするとみられる。サントリーは減税に向け新商品の開発を進めており、ビールカンパニーの西田英一郎社長は「引き続きイノベーティブな商品の開発に取り組んでいきたい」と話した。
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