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東宝と松竹の3~5月期、最終損益改善

映画配給大手の東宝松竹は13日、2021年3~5月期の連結決算を発表した。東宝の純利益は前年同期比約31倍の66億円、松竹の最終損益は20億円の赤字(前年同期は43億円の赤字)と全国で映画館の休業を余儀なくされた前年同期から改善した。ただ足元で再度の緊急事態宣言が発令され、先行きの回復の確度に懸念も出ている。

東宝の営業収入は75%増の578億円、営業利益は約4倍の105億円だった。3月に公開した「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のヒットに加え、テレビアニメ「呪術廻戦」などの商品化権収入も伸びた。東宝の太古伸幸副社長は「この状況下でまずまず健闘したのではないか」との認識を示した。

松竹の売上高は66%増の143億円、営業損益は11億円の赤字(前年同期は14億円の赤字)だった。歌舞伎座の「三月大歌舞伎」や新橋演舞場の「滝沢歌舞伎 ZERO 2021」などが増収に寄与し、赤字幅も縮小した。

改善傾向は続くとみられるが、足元で再び緊急事態宣言が発令されたことが影を落としそうだ。12日からは東京都が宣言の対象地域となった。映画館の販売座席数は50%に制限され、時短営業が続いている。一段と制限期間が長引けば収益の下押し要因となる。

東宝の太古副社長は「夏休みはかき入れ時なので影響は出る。映画市場全体のボリュームが弱含むだろう」とし、「下半期の見立ても当初強気だったが、思ったより影響が長引いている。予算の見直しはこれから検討していきたい」と話した。

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