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片倉工業、MBO不成立で上場維持 応募数届かず

片倉工業は12日、会長と社長が折半出資する会社(かたくら)が11日まで実施していたTOB(株式公開買い付け)が不成立となったと発表した。応募株数が成立条件に届かなかった。MBO(経営陣が参加する買収)で株式を非公開化し、構造改革を進める方針だったが断念し、上場を維持する。

TOBの成立には発行済み株式(自己株式を除く)の3分の2に相当する2214万株以上の応募が必要だったが、株主からの応募は1967万株にとどまった。株価はTOB価格(2150円)を上回って推移しており、11日の終値も2299円だった。

TOBが成立しなかったことを受け、かたくらは12日、「株式非公開化は断念せざるを得ず、片倉工業は引き続き上場企業として企業価値の向上を追求していく」と説明した。

片倉は同日、21年12月期末に16円の配当を実施し、株主優待制度を継続することを発表した。MBOによる上場廃止を見込み、配当と優待は取りやめる予定だった。2月下旬から3月上旬に予定していた臨時株主総会も中止する。

片倉株を巡っては21年12月に、筆頭株主だった香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが保有する約10%の片倉株を第三者の鹿児島東インド会社(鹿児島県大島郡)に1株2350円で売却していた。オアシスは当初TOBへの応募契約を結んでいた。鹿児島東インドは1月5日にMBOについて「保有する不動産の時価を考慮すると買い付け価格は著しく低廉」との意見を表明し、片倉株の追加取得を検討することも示していた。

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