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JAL、宇宙事業に参画 大分空港を宇宙輸送船の拠点に

日本航空(JAL)は12日、大分県と宇宙事業を手掛ける米シエラ・スペース、兼松の3者が検討する宇宙輸送船の着陸拠点として大分空港(大分県国東市)を活用する事業に参画すると発表した。航空機が空港に到着してから出発するまでの地上業務「グランドハンドリング(グラハン)」などのノウハウを生かせると考えた。

同事業では、兼松などが現在、安全性や環境への影響、法的問題点、経済波及効果などを検証し、実現の可能性を探っている。シエラは宇宙輸送船「ドリームチェイサー」を使って国際宇宙ステーション(ISS)に滞在者の物資や実験資材などを運ぶ準備を進めている。大分空港をISSから地球に戻る輸送船のアジアの着陸拠点として使う可能性がある。

JALはグラハンのほか、航空分野で培った知見を生かせるかを検討する。同日都内で記者会見したJALの野田靖執行役員は「新型コロナウイルス禍をきっかけに従来の航空運送事業だけでは厳しくなってきている。非航空事業の宇宙領域の事業は可能性を感じる」と語った。

JALが宇宙分野で事業参入を決めた事例は今回で2件目。1件目は2017年にispace(アイスペース、東京・中央)に出資をしている。

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