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ファイザー、コロナ飲み薬200万人分を日本に供給

米製薬大手ファイザーは17日、開発中の新型コロナウイルス治療薬について、200万人分を供給することで日本政府と合意したと発表した。軽症・中等症患者向けの治療薬などとして、国内で臨床試験(治験)を実施している。すでに日本向けの供給が決まっている米メルクの飲み薬に加えてファイザー製が供給されれば、治療の選択肢が広がることになる。

ファイザーが開発中の「パクスロビド」は、コロナ向けに開発した「PF-07321332(開発番号)」と、抗ウイルス薬「リトナビル」を併用する方法。細胞の内部でウイルスの増殖を阻害する仕組みだ。

ファイザーは今春から人に投与する治験を実施。14日に公表した治験データによると、発症から3日までに投与を受けた重症化リスクのある感染者の入院・死亡のリスクが89%減少した。ファイザーによると、実験室での初期分析では新たな変異型「オミクロン型」でもウイルスの増加を防ぐ効果が確認できたという。

ファイザーは実用化に必要な製造販売承認の申請に向け、厚生労働省などと協議をしている。承認された場合、200万人分の治療薬を日本政府に提供する。米国では11月16日に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請している。

新型コロナ向けに開発された飲み薬では、米メルクの「モルヌピラビル」が英国などで実用化済み。メルクは日本での実用化に先立ち、約160万人分を約12億ドル(約1300億円)で供給することで日本政府と合意した。ファイザーのパクスロビドはモルヌピラビルとは作用の仕方が異なるため、両社の製品が実用化されれば、より幅広い患者に投与できる可能性がある。

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