ピジョン、料理にとろみを付けられる介護用食品

ピジョンは介護用品ブランドの「ハビナース」から、食事をのみ込みやすくする介護用のとろみ調整食品「液体とろみ かけるだけ」を8月10日に発売する。高齢者が食事中にせき込んだりしないよう、料理などにかけて使う。粉末タイプに比べてダマにならず使いやすい液体タイプで投入する。
とろみ調整食品は一般的に粉末タイプが多く、一度水に溶かして使用する必要があるうえ、とろみの調整も難しい。料理に直接粉末を入れて使おうとすると、溶けきれずダマになってしまう場合もある。また、かき混ぜるうちに料理の見た目や食感を損ねてしまうなどの課題があった。
同商品は液体タイプのため、ハンバーグや肉じゃがなどの料理やデザートにそのままかけて利用できる。飲み物にも手軽に使え、外出先でも高齢者が安全に飲食できるようにした。
1包(14グラム)ずつ使え、とろみの調整もしやすい。複数包を使えばとろみを強くすることも可能だ。水やお茶であれば100ミリリットルに3.5包を入れれば、最大でケチャップに似た感触のとろみをつけることができる。
未開封時の賞味期限は1年間、開封後は冷蔵庫に保管して当日中であれば使える。14包入りで、価格は1004円。全国のドラッグストアなどで販売する。
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