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エーザイの今期、純利益6%増 抗がん剤が支え

エーザイは12日、2022年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比6%増の445億円になる見通しだと発表した。主力の抗がん剤などが支えになるが、新薬の研究開発費は重く、利益水準の本格回復には時間がかかる。年間配当は160円を据え置く。

電話での決算説明会に出席した内藤晴夫最高経営責任者(CEO)は今期について「認知症薬など(貢献の大きい)『大魚』を釣るための足腰を作る時期だ」と話した。

売上高にあたる売上収益は5%増の6810億円を見込む。主力の抗がん剤「レンビマ」は米国や中国などを中心に前期比28%増える。米製薬大手メルクと18年から提携しており、マイルストーン収入も貢献する。

営業利益は12%増の580億円。アルツハイマー型認知症の治療薬候補「レカネマブ」の臨床試験(治験)を中心に研究開発費は前期比6%増の1600億円を見込む。販売準備などのため販管費も14%増の3210億円にふくらむ。

同日発表した21年3月期の売上収益は前の期比7%減の6459億円、純利益は65%減の421億円だった。マイルストーン収入が減少したほか、研究開発費の増加など先行投資が重荷になった。

米バイオジェンと共同開発する認知症の治療薬候補「アデュカヌマブ」について、米食品医薬品局(FDA)は6月7日までに承認の是非を判断する。「ピーク時の売上高が1兆円に達する可能性がある」(国内アナリスト)との指摘もある。

エーザイ株の12日終値は6942円と昨年の高値から36%下げている。FDAの判断次第で動意づく可能性がある。

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