「経営トップは真剣勝負」富士フイルム古森氏が退任
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富士フイルムホールディングスの古森重隆会長兼最高経営責任者(CEO)が29日の定時株主総会で退任した。写真フィルムの市場縮小で会社が存続の危機に陥る中、「本業消失」とみて「第二の創業」を掲げ社長、会長として事業構造改革に挑んだ。「ナンバー2までは竹刀の勝負で経営トップは真剣の勝負。失敗は許されない」を信条に、多角化を進め同社を復活させた。20年以上の足跡を歴代の担当記者が振り返る。
「これまでと違うことをやらないといけない」...
