国内家庭用ゲーム市場、22年は3.7%増の3748億円

ゲーム情報誌「ファミ通」を運営するKADOKAWA Game Linkage(東京・文京)は11日、2022年の国内家庭用ゲーム市場規模が前年比3.7%増の3748億円だったと発表した。人気ソフトの発売とゲーム機本体の品薄改善で、2年ぶりのプラス成長となった。
ハードは前年比3.4%増の2097億円、ゲームソフトは4.1%増の1650億円だった。ゲームソフトはパッケージ版のみの推計で、ダウンロード販売やアイテム課金などのデジタル決済は含まれていない。
ハードは任天堂の「ニンテンドースイッチ」が3機種合計で480万台を販売し、6年連続で年間販売台数トップとなった。22年後半にかけて半導体不足も改善しつつあり、ソニーグループの「プレイステーション5(PS5)」は115万台、米マイクロソフトの「Xbox」は27万台とそれぞれ前年の販売台数を上回ったと推定している。
ゲームソフトはポケモン(東京・港)のニンテンドースイッチ向けソフト「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」(22年11月発売)が434万本を販売し、年間首位を獲得した。2位は任天堂の「スプラトゥーン3」(同9月発売)で369万本だった。