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マクドナルド一転営業減益 22年12月期、輸入食材高騰

日本マクドナルドホールディングス(HD)は14日、2022年12月期の連結営業利益が前期比3%減の335億円にとどまりそうだと発表した。従来予想は1%増の350億円と3期連続の最高益だったが、一転して減益となる。原材料高と円安進行が重なり、9月末に今期2回目の値上げをしたが、コスト高を吸収できない見通しだ。

日本マクドナルドの吉田修子執行役員最高財務責任者(CFO)は14日のオンライン会見で「想定をはるかに超える円安や原材料高の進行などの環境変化で利益面は今後の見通しとしても大変苦しい状況だ」と語った。

吉田氏によると、22年1~9月期は直営店で売上高に対する食材や包装材など原材料コストの割合が前年同期に比べて4ポイント程度上昇した。外貨建て決済の食材は輸入業者と連携して中長期的な為替リスクのヘッジをしてきたが、「市場実勢レートで決済している分もあり、結果として年初想定よりも原材料価格が相当高くなっている」。

9月には商品の約6割で店頭価格を10~30円値上げした。値上げ後も客足は落ちていない。10月の既存店ベースの客数は前年同月に比べて1.4%増えた。定番の季節商品「月見バーガー」の好調などで既存店売上高は9%増だった。

吉田氏は「今後もコスト削減や価格改定を含むあらゆる手段を検討する」としている。

22年12月期の連結売上高は前期比10%増の3500億円の見通しだ。従来予想に比べて170億円の上方修正だが、増収効果はコスト高を吸収できる水準ではない。食材や水道光熱費などのコスト上昇は従来予想と比べ営業利益ベースで80億円程度の減益要因。純利益は前期比16%減の200億円と15億円下方修正した。

同日発表した22年1~9月期の連結純利益は前期比6%減の167億円だった。原材料高のほか、スマートフォンで事前注文や決済ができる「モバイルオーダー」などの店舗投資コストも響いた。

ファストフードは原材料高や円安を背景とした業績の下方修正が相次いでいる。「ケンタッキーフライドチキン」を展開する日本KFCホールディングス(HD)、「モスバーガー」のモスフードサービスが23年3月期の業績予想をそれぞれ引き下げた。

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