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日本酸素HD、年初来高値 産業ガスの回復期待

銘柄診断

11日の東京株式市場で、日本酸素ホールディングスの株価が年初来高値を更新した。日経平均株価が大幅安となるなかで逆行高となり、一時、前日比73円(3%)高の2207円まで上昇した。10日、欧州を中心に産業用ガスの需要が上向く見通しを示し、機関投資家を中心とした買いにつながった。

終値は56円(3%)高の2190円だった。同社が10日に発表した2021年3月期の連結純利益は前の期比4%増え、減益予想から一転して増益で着地。22年3月期の純利益も前期比5%増の582億円と、過去最高を更新する見込みだ。

日本酸素HDは産業用ガス分野で世界シェア4位を占める国内最大手。みずほ証券の山田幹也シニアアナリストは「産業ガス事業の安定成長性を再確認した好決算」と評価する。

野村証券の河野孝臣アナリストは先行きについて「半導体向け特殊ガスの販売増加に加え、新型コロナウイルス禍からの経済活動の回復で日本、米国、欧州、アジアの全地域で一般産業ガスの販売が改善する」と指摘。目標株価を2400円から2500円に引き上げた。

懸念材料は営業利益の1割弱を占める携帯用魔法瓶のサーモス事業だ。コロナによる外出控えの影響を大きく受ける。国内ではワクチン接種に遅れが生じ、海外はインドを中心に感染拡大が続く地域もあるため、業績下押し要因になるとの警戒も聞かれた。

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