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ANAの超大型機「A380」3機そろう 就航時期は未定

全日本空輸(ANA)が欧州エアバスに発注していた総2階建ての超大型機「A380」の3号機が16日、成田空港に到着した。これで同社がホノルル線向けとして2016年に導入を決めた3機が全てそろった形だが、新型コロナウイルスの影響で旅客需要は低迷し、就航のメドは立っていない。大型投資の回収が重い課題になる。

ANAのA380はハワイにちなんだウミガメのデザインを施し「FLYING HONU(フライングホヌ)」との愛称を持つ。1号機は19年5月、2号機は同年6月に運航を始めた。だが新型コロナの影響で20年春から運航を停止し、夏休みシーズンの21年8月に成田―ホノルル線を2往復した以外にはハワイ路線を飛んでいない。

3号機は20年1月には完成していたが、旅客需要の低迷を受けてエアバスからの引き受けを見合わせていた。ホノルル線への就航時期は未定で、ANAの平子裕志社長は「おそらく22年以降になる」としている。入国時の隔離などの制限が続く中、21年のANAのホノルル線の1カ月あたり旅客数は1000~2000人程度とコロナ前の数パーセントにとどまる。

500席を超える超大型機のA380は、メーカー側の希望価格にあたるカタログ価格が約500億円と高価で、運航コストも高い。ホノルル線でA380を運航して採算が合う水準は遠い。

一方、日本からのハワイ路線を巡っては日本航空(JAL)の完全子会社の格安航空会社(LCC)、ジップエア・トーキョー(千葉県成田市)が10月31日から成田―ホノルル線を週2往復から3往復に増便する。同社は運航コストが相対的に安い中型機の米ボーイング「787」型機を使用。需要回復に先立ち、シェア争いに動き出した形だ。

超大型機は需要が低迷しており、エアバスは新型コロナの感染拡大が始まる前の19年に生産終了を発表し、現在は数機の受注残を残すのみ。ボーイングも「ジャンボ」の愛称を持つ「747」型機の生産終了を決めた。

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