日清食品 楽天と完全栄養食で協業、まず社員食堂向け
日清食品は11日、1食で必要な栄養素をバランス良くとれる「完全栄養食」で楽天グループと協業すると発表した。まず楽天の社員食堂に「完全栄養食」のメニューを導入するほか、ECモール「楽天市場」での「完全栄養食」の関連商品の販売などを想定する。ネット通販や保険など幅広い事業を展開する楽天と連携することで完全栄養食の普及につなげる。

社員食堂での提供やEC展開に加えて、保険事業の利用者に対して病気の前段階である未病対策支援なども進める方針だ。提供するメニューなどは今後詰める。
日清食品の完全栄養食は、即席麺の製造で培った技術を活用し、カロリーと塩分、糖質、脂質を調整している。日本人に必要な33種類の栄養素をバランス良く取り入れた点が特徴。チャーハンやとんかつなど300種類以上のメニューを開発し、2022年度から定期宅配便や社員食堂での提供、小売り販売などを目指している。