DOWA、23年3月期純利益31%減に下方修正 電力高響く
DOWAホールディングスは11日、2023年3月期の連結純利益が前期比31%減の350億円になる見通しだと発表した。従来予想を80億円下方修正した。電気料金の高騰で採算悪化を見込む製錬事業や、太陽光発電パネル向け材料の販売が想定を下回る電子材料事業など全セグメントの利益見通しを引き下げた。
売上高は6%減の7850億円と見通しを610億円引き下げた。シェア争いの激化を背景に、太陽光パネルに使う銀粉の販売量が想定よりも落ち込む電子材料の下振れが大きく、製錬事業も下方修正した。
同日発表した22年4~9月期連結決算は、売上高が前年同期比5%減の4018億円、純利益が30%減の227億円だった。